教育

【小学生の学習法】子どもが自ら進んで宿題に取り組むにはこの3つを意識

この記事を読んでほしい人

・子どもの宿題に困っているお父さん・お母さん

・実際、宿題にやる気が出ないあなた

・子どもと関わるお仕事の方

この記事から得られる情報

・宿題に取り組まない(取り組めない)要因を知ることができる

・宿題に取り組みやすい方法を知ることができる

※要因とその改善策の提案のため、結果には個人差があると思います。色々な方法を試し、その子(自分)に合った方法を見つけることができたら幸いです。

現代における宿題の意味とは…

しば
しば
そもそも宿題って何のためにあるの?
Tomons Make

「そもそもは夏休み期間中に学習時間を確保するためだ」とか、または「学習の定着を図るためだ」などがよく聞かれるね。

Tomons Make

でも、現代における宿題の意味はすこし違う気がするよ。私は現代における宿題の意味はセルフプロデュース力を錬えることだと思うんだ。

現代における宿題の意味セルフプロデュース力


=自分促進=
・自分は何が得意なのか、何ができるのか
・どのような学習方法だと効果があるのか
・どのような学習方法だと集中力が続くのか

=自分改善=
・なぜ間違ったのか原因追求👉次は解き方をどうすれば良いか
・どのような学習方法だと結果に繋がるのか学習方法の見直し

Tomons Make

宿題は自分をプロデュースする力を錬えるためだと思うと、宿題の取り組み方、時間、方法について何が良いのかが見えやすくなってくるよ。

しば
しば
だから、やりっぱなしの宿題はいけないのか!丸つけをして、自分の結果を見ないと、自分が何につまずき、何ができるのかの分析もできないもんね!
Tomons Make

そうなんだ。人はどうしても頑張った量や取り組んだ時間の長さに価値を見出しがちなんだけど、結果が出なければ、その頑張りも「頑張ったのに…」と悲しい気持ちを引き起こさせ、最悪、「自分には才能がないんだ」となってしまうんだよね。

Tomons Make

才能がないんじゃなくて、やり方が自分に合っていないだけなのにね。宿題は、自分にとって何が結果に繋がるのか研究するための一つの手段ととらえるとやりたいこと、やる時間も自分で選べるようになってくるんだ

Tomons Make

宿題の意味をおさえた上で、宿題に取り組めない要因について考えてみるよ。

宿題に取り組めない要因

宿題に取り組めない要因には主に次の3つだと考えられます。

1.目的意識がない

上にも述べましたが、何のために宿題をやっているのかが決まっていないと
どこに向かって頑張って良いか分からず、モチベーションを保つのは難しいと思います。

「何のために」の部分をまずは時間をかけて一緒に考えること。そこが大切です。
ただし、時間のかけ方は子どもが嫌にならない程度が良いです。

ポイントは
・子どもの集中の度合いによっては、考えることを1回で終わらせようとせず
 次回に持ち越す。
・親の願いを伝える前に、まずは子どもの意見を聴く。質問する。
・子どもが考えて言ったことは認め、価値づけする

宿題は何のためにやるのか👉大きな目的(ゴール)
今日の宿題で自分はどうなりたいか👉小さな目的(ゴール)

大きな目的をご家庭で共通理解することが大切です。
子どもの宿題の取り組み方に疑問を感じたら、目的に何度も立ち戻り、目的に対して自分の方法は妥当かどうか自分で考えさせてみると良いです。

今日の宿題で自分はどうなりたいかの「小さな目的」は、まずは子どもに考えさせます。
子どもの考えた目的が不十分だと感じるのなら、質問をして子どもの考えを深めさせると良いです。
目的がしっかり考えられているのなら、目的を自分で考えられることが
どれほど凄いことなのか伝え、価値づけをすると子どものモチベーションにも繋がります。

まずは「何のために宿題をやるのか」言い方を変えると、「宿題をどう利用するか」を一緒に考えることが大切です。

2.学習方法の不一致

宿題の目的、つまり宿題を通して「向かうべきゴール」が決まったら
次はそのゴールに向かうための方法を考えます。

方法を知る上で大切なことは、次の2つです。


・自分が何タイプなのかを知ること
・自分のタイプに合った方法を見つけ出すこと

洋服を決めるときは、まず自分のサイズを測り、自分にあった洋服を探しますよね。
ZOZOスーツが魅力的なのは、自分のサイズをより正確に測ることができ、より自分に合った洋服が作れるからだと思います。

この考えは、どの分野でも通ずるところがあります。
まずは自分を知り👉その自分に合った方法を探しだす。

でも、この何タイプか知ることがなかなか難しい。
子どもが何タイプなのか知る方法の一つとして、私は
ベネッセの教育情報サイト👉親子でHAPPY勉強タイプ診断https://benesse.jp/contents/studytype/が役に立ちました。

3.タイムスケジュールの不一致

宿題の目的も決まった。
自分のタイプも知り、自分に合った学習方法も少しずつ掴めてきた。
それでも、宿題ができない…。

そんな時に考えられる原因が「タイムスケジュールを管理できていない」ということです。
大人でも一緒ですね。仕事でタスク管理ができない…😅という事あると思います。

子どもの世界においても同じです。
何時に何をするのか、優先順位は何なのか、そもそもやるべき事に対して時間はあるのか

宿題を通して、タスク管理の方法も身につけることができるのです。
子どもの世界と大人の世界は別物ではないと私は考えています。
両者の世界は別物ではなく、延長線上です。

タスク管理の方法を今から練習し、身につけていけるといいですね☺️