教育

子どもが勉強にやる気をだす!親ができる3つのこと

この記事を読んで欲しい人

・子どもがなかなか勉強に向かってくれない
・自分から進んで勉強して欲しい
・一時的なやる気もいいけど、継続的なやる気の出しかたを知りたい

しば
しば
勉強にやる気をだす!親ができる3つのことって…。私は親に「もっとやる気を出しなさい」と言われると、よりやりたくなくなったなぁ〜
Tomons Make

そうなんだよ。人は「自分の意思で行動したい生き物」なんだ。だから、人からの指示で行動するとなると、一気にやる気をなくしてしまうんだ。

Tomons make

では、どうしたら良いのか。ここでは、子どもが自分の意思でやる気をだすために、親ができる事を話していくよ



やる気には2種類ある!

やる気には、外発的要因内発的要因があります。

外発的要因とは、例えば「テストで100点取ったらゲームを買ってもらえる」と言った様に、外部から受ける要因が原因となって行動を起こすのが特徴です。

内発的要因とは、自身の興味や関心により「もっと知りたい」「もっとやりたい」との気持ちが自発的に起こることによって行動を起こすのが特徴です。

外発的要因は、比較的どの子どもにも効果を発揮します。
しかも、やる気が出るまでに、そう時間はかかりません。
しかし、やる気は長くは続きません。外発的要因がなくなってしまった時にやる気が全くなくなるのも特徴です。そして、より強い外発的要因を求めてしまう場合もあります。

一方、内発的要因は自発的な要因のため、外的要因に関係なく継続的に行動できます。自分でどんどん学びを深めていくので、学習が長続きするだけでなく、内容の理解の向上、そして自己成長にも繋がりやすいことが特徴です。
しかし、個々によって、興味関心の対象は異なるため、一概にこうしたら効果があるとは言えず、本人が興味・関心がない場合は効果を発揮できません。そのため、アプローチの掛け方もその子に応じて変えなければいけませんし、仮に適切にアプローチできたとしても、効果が出るまでに時間がかかる場合があります。

継続的にやる気を出させるためには、コレ!!

ここまでのお話で分かるかもしれませんが、
継続的にやる気を出させるためには「内発的要因」が大切になってきます。

子どもが「内発的要因」によって行動できるようになれば
自ら進んで学習し、学びをどんどん深めていきます。
そして、何より本人が「楽しい!」「もっとやりたい!」との思いに溢れてきます。

子どもがそうなってくれると、親としてコレほど嬉しいことはないと思います。
少なくとも、私はそうでした。
子どもも「宿題をやりなさい」と言われると嫌な気持ちになっていると思うのですが
それと同じくらい言っているこちら側も嫌な気持ちになることは確かです。

子どもが自ら学習し、尚且つ楽しんでいる…。コレほど嬉しいことはありません。

しかし、この「内発的要因を持たせる」ことが最も困難であると言っても過言ではありません。

では、どのようにして、「内発的要因を持たせたら」良いのでしょうか。

【内発的要因】子どもが自らやる気をだすためには、この2つ!!

子どもが自らやる気をだすためには、次の2つが大切になってくると考えられます。

3-1. その子にとってのスイートスポットを見つける

そもそもスイートスポットとは何でしょうか?
Weblio辞書には次のように書かれていました。

📚 sweet spot(スイートスポット)📚

〔バットなどの打撃の〕芯、スイート・スポット

〔ステレオの〕最適聴取場所、スイート・スポット

〔ビジネスなどで〕最高の結果をもたらす領域[レベル]

出典:Weblio https://eow.alc.co.jp/search?q=sweet+spot

子どもにとっての「スイートスポット」とは
その子にとっての情熱、可能性、才能が存分に発揮でき、そしてそれが結果に繋がる領域であると解釈しています。

しば
しば
自分の情熱、可能性、才能が存分に発揮でき、尚且つ結果にも繋がる…最高じゃないですか😳
Tomons Make

そうだね。このスイートスポットを発見できると、進んで努力をし、それに伴って自信もついてくる。何より本人が楽しいと感じているから、自然と自主性も生まれてくる。

しば
しば
スイートスポットの見つけ方は?

スイートスポットの見つけ方

💡スイートスポットは次の3つのことから見つかります。
① 子どもが生まれつき得意なこと
② 子どもの興味のあること
③ 子どもの好きなこと

⚠️ここで大切なことは、スイートスポットは子ども自身に発見させることです。
 大人は、子どもがその事に気づくようにサポート、または見守ることが大切です。

しば
しば
でも、勉強で得意なことも、興味のあることも、好きなことも見つからない場合はどうすれば良いの?
Tomons Make

そうなんだよね。もしかしたら、多くの子が最初は「勉強におけるスイートスポットが見つからない」となるかもしれない。

Tomons Make

でもそれは見つからないではなく、「ここがスイートスポットだ!」と言える領域まで踏み込んでいないだけかもしれないんだ

Tomons Make

子どもが自らやる気をだすために大切となる2つ目は「自分に合う学習方法を自分で見つける」ことなんだ。もしかしたら、それが自分のスイートスポットを見つけるきっかけにもなるかもしれないしね。

3-2. 【自己分析研究法】自分に合う学習方法を自分で発見!!

自己分析の具体的な方法

1. とにかく問題を解いてみて【アウトプット】をする
2. 問題を解いてみて、力がついているのか分析する
上手くいったのなら、どうして上手くいったのか分析
そうでないなら、なぜ上手くいかなかったのか分析
3. 分析の結果、次はどのように解くのか改善策を考える
4. 練習問題を解いてみて、改善策は活かされているのか確認する

上記1〜4をやる中で、自分はどの学習方法の時が最も効果が出たのか検証していきます。
「何度も実験を繰り返し、最も良い結果を探す。」子どもはゲーム感覚で見つける事に楽しさを感じます。なぜなら、研究すればするほど結果がついてくるからです。

もちろん、大人の価値付け・言葉かけが大切になってくるので
もう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

子どもが勉強にやる気をだす!親ができる3つのこと

☆前置き(自己分析のすすめ)☆

自己分析の方法をうまく掴むと
どの学習方法で勉強すれば、結果が出やすいのか探すようになります。

結果が出なくても
😢「自分の頭が悪いせいだ」
😞「自分はどうせ…」
とやる気をなくすことは少なくなってきます。
なぜなら、自分が悪いわけではなく、学習方法が自分に合っていないだけだからです。
自己分析の学習方法は
😌「コレは自分にとって結果の出ない方法だった。じゃあ次のやり方!」
という様にチャレンジ精神が育ちやすい学習方法でもあります。

好奇心ゆえではなく、ただ闇雲に勉強すると、結果に一喜一憂し、自分を責めてしまいます。その結果やる気をなくしてしまいます。

しかし、自己分析の学習方法は結果が出ないことを当たり前としています。
結果が出ない体験を繰り返し、結果の出ない方法を消していくことで、言い方を変えれば、「消去法」で結果の出る方法を探していきます。

結果が出ないことが、自分に直結してしまう学習環境
結果が出ないことを前提とする学習環境
「やる気」や「結果のでる学習方法」には、そう実感できるような環境があるのだと思います。

4-1. 子どもに選ばせる(※細心の声かけが必要)

やりたい学習、学習の方法は子どもに選ばせます。
⚠️しかし、ここで注意しなければいけないことは
「やりっぱなし」にさせないことです。
内容や方法を選ぶのは子どもですが、結果が伴っているかの客観的判断は伝えなければなりません。

学習のスタイルとして事前にそのことを伝えておくと効果的です。

✏️学習の見通しを一緒に確認する✏️

1. どのような自分になりたいか「ゴール」または「目標」を決める
2. そのゴールに向かって、学習内容、方法を自分で選べることを伝える
3. その学習方法で結果が出ているのか客観的判断をする
 (自分テストの結果、学校テストの結果)
  この学習で「何を得られたか」「どのような力がついたのか」質問する


4-2. 勉強においては、私たち「親」は仲間であることを伝える

上の4-1.で伝えた3つの流れで学習をするという見通しを立たせ、
親と子どもの関係についても話ができると良いと思います。私はいつもこう伝えています。

Tomons Make

あなた(子ども)が決めた目標に向かって、行う学習内容と学習方法を私は(大人、親)は全力でサポートする。必要な道具があったら言ってほしい。分からないことがあったら聞いてほしい。調べたいことがあったら相談してほしい。私も仲間として、時には厳しく客観的情報を伝えるかもしれない。でも目指す目標は一緒であることを忘れないでほしい。
自分にとって結果の出る方法を一緒に探していこう!

子どもと親は勉強場面において対立する場合があります。
そうではなく、同じゴールを目指す仲間または相棒として関わるだけで、子どものやる気も変わってきます。

4-3. 子どもの行った事に対して価値づけを行う

☝️子どもと接する時は、子どもが決めた目標に常に立ち戻ることが大切です。

結果が出なかったにしろ
大人から見て方法が甘かったにしろ
それは「目標」を達成するために、適切だったかどうかを問いかけます。
適切でないのなら、次の方法を考えるまでです。

結果が出たのなら、その学習方法を見つけた分析方法の粘り強さ、または的確さを認めます。
「すごいね!」の褒め方では、「自分はすごいんだ!→自分はすごいから、きっとそのままでも他のこともできる」という考え方に陥る場合があります。その時に結果が出ない場合、「本当は自分には才能がなかったんだ」という考えに陥ることがあります。

「頑張ったね」の褒め方では、「頑張れば褒めてもらえる」「結果が出なくても自分は頑張っているんだ」という考え方に陥る場合があり、結果が出ないこと、学習方法の改善を提案すると、「自分は頑張っているのに…」となる場合があります。

そのため、学習方法を見つけた分析方法の的確さ、または粘り強さを認めます。

まとめ

3でお伝えした方法で、子どもが学習に向かい
4でお伝えした方法で、親が子どもをバックアップできれば
子どもの「やる気」は継続的に、そして主体的に湧き起こってくるはずです。