教育

【小学生の宿題 おすすめ】 自主学習ノートのすすめ

この記事を読んで欲しい人

・学校で自主学習ノートを宿題に出されたけど、やり方が分からない
・自主的に学習に取り組む方法が知りたい
・子どもに学ぶことの楽しさを感じて欲しい



自主学習ノートの意味

しば
しば
最近、子どもの学習方法の取り組みとして、よく聞く自主学習ノート。本当に力がつくのかな?
Tomons Make

自主学習ノートは「自主的に学習に向かう姿勢を身につけることができる」「自分で課題を見つけて取り組むため、課題を解決する力が身につく」などと言われているね。

形式だけの自主学習ノートは力がつかない!

しば
しば
言っていることは分かるんだけど…そのような力を身につけて欲しいとも思うんだけど…
その思いとは裏腹に、どうしたら、そのような力が身につくのか分からない…。

子どもを見ていても、やっつけ仕事のように、自主学習ノートのネタをネットから探し、ただページを埋めることだけに必死。または、見栄えを整える事に必死になっている。果たして、これで力は身につくのだろうかと思ってしまう。これだったら、自主的ではないかもしれないけど、ドリルをやらせた方が力はつくのでは…と思ったり…

Tomons Make

しば🐕の言う通り。ただノートを渡し、「はい。今日から自主学習ノート頑張ってね」のように形式だけの取り組みなら、ドリルをやった方が力がつくね。

Tomons Make

自主学習ノートはあくまで目指すゴールにたどり着くための道具の一つなんだ。自主学習ノートをやることがゴールになってしまわないようにすることが大切だね。

【力がつく】自主学習ノートの取り組み方

【力がつく】自主学習ノートの取り組み方

・宿題における学習のスタートは【アウトプット】から!
・必ず自己分析を行う
・自己分析の結果、ではどのように改善したら良いかまで考える
・子どもが取り組んだ内容に価値付けを行う。
・最初は、ドリルの問題を自主学習ノートに行い自己分析の仕方を練習する

1. 宿題における学習のスタートはアウトプットから

宿題における学習のスタートは【アウトプット】から!

ここにおける大事な言葉は「宿題における」と言う部分です。
宿題ということは、授業や塾なりでインプットを一度は経験しているということです。

理解できたは別にしろ、学習内容は見たことはある。
何となく問題を解いてみて、なぜ出来なかったのかを考える。
この時のインプットの方が圧倒的に力になります。

インプットとアウトプットのバランス
そして、どのタイミングでそれぞれを行うかも大切になってきます。

インプットは、違う部分に価値を見出してしまう場合があります。
例えば、問題集を読んだ量、マーカーを引いた量、ノートに綺麗にまとめた量
やってきた量に満足してしまう可能性があります。

アウトプットは結果が見えるので、量ではなく質に価値を置かざるを得なくなります。
結果が出たかどうかが、力として身についているかどうかの判断基準でもあります。

アウトプットから始めることで、インプットする内容も身にしみて感じることができると思います。

アウトプットが大切であるという考えは、
書籍の「アウトプット大全」

YouTubeでの「マナブさんによるプログラミングを高速で理解するコツ【結論:アクティブラーニング】」などからヒントを得ています。

宿題におけるアウトプット方法を具対的にいうと…

1.問題を解く
2.丸つけをして、自分の今のレベルを確認する
3.間違った、または分からない箇所を教科書や参考書などでインプットする
4.アウトプットの繰り返し

になります😌

2. 自己分析がないのなら、自主学習ノートで力はつかない

【子どもが自ら進んで宿題に取り組むには?】の記事でも紹介しましたが
何のために取り組んでいるのか、目的が分からないとモチベーションも結果も維持できません。

しば
しば
とは言っても、どのように自己分析をしたらいいの?
自己分析の具体的な方法

1. とにかく問題を解いてみて【アウトプット】をする
2. 問題を解いてみて、力がついているのか分析する
上手くいったのなら、どうして上手くいったのか分析
そうでないなら、なぜ上手くいかなかったのか分析
3. 分析の結果、次はどのように解くのか改善策を考える
4. 練習問題を解いてみて、改善策は活かされているのか確認する


✊1〜4の方法を毎回自主学習ノートにやるだけで
 内容、時間、質、結果がついてきます。

👦自主学習ノートのネタがない。何をやればいいの?
👧自主学習ノートをやっても、結果が出ない…💦

と言う子どもの素朴な疑問は無くなってくるはずです。

問題の正解率が上がるなどして、どんどん結果が出るてくると、
子どもは【自分から学習に向かったり】、【もっと良くしたいと自己分析や学習方法の研究】に力が入るようになります。

ここまでくると、子どもは自分でどんどん成長し、学習を深めていきます。

3. 子どもの取り組みに価値付けを行う

子どものへの言葉かけは、その後の子どもの価値観や行動に大きく影響する可能性があります。
この価値付けの部分で、どのような言葉を選ぶかで、
子どもの自主学習ノートに対する価値が変わってきます。

効果的な価値付けの方法

・「えらい」「すごい」「頑張ったね」ではなく、分析内容の考察の深さを認める
・つまり、問題の成否ではなく、分析内容を認める
・具体的な改善策を認める
・解く→分析→改善→練習の「練習部分」で結果が出たら褒め、認める

Tomons Make

効果的な価値付けの方法について、詳しく解説していくよ

1. 「えらい」「すごい」「頑張ったね」と言う言葉
この言葉は時として大きな効果を生み出します。
しかし、この言葉は結果ではなく行動を褒めています。

そのため、結果が出なくとも使える言葉でもあり
結果よりも「やった」「頑張った」ことに価値を置く言葉となります。

結果が出なくても「自分は頑張った」という価値観は
・自分は頑張ったのに、結果が出ない→自分には才能がない
・自分は頑張っているのに、周りが認めてくれない
と言う思考にも繋がってしまいます。

自分や周りに原因を求めるのではなく
学習の「方法」に原因を求める思考法を鍛えていきたいですね。


2. 問題の成否ではなく、分析内容や具体的な改善策を認める
人は失敗をします。大事なことは、その失敗から何を学ぶか。
この考え方を子どもに持って欲しいと思う方は少なからずいると思います。

「こう考えることが大切だよ」より「そう考えられるような体験」をさせることが大切です。

問題を解いて、結果が出る。
その結果から自分の強み・弱みの何が分かったのか
そして、その分かったことから次にどのように生かすのか

分析内容や改善策にそのことが表れていれば、自然と結果はついてきます。


3. 「練習部分」で結果が出たら褒め、認める
失敗して、その失敗から学び、次に活かせているのなら
その結果は大いに褒め、認めると良いと思います。

子どもの言葉から、「失敗したからできたんだよ」などの言葉が出てくると最高ですね😊